博士号だけでは不十分
この記事の内容は『博士号だけでは十分! 〜理系研究者として生き残るために〜』の要約である。
本書はベテラン研究者 Peter J.Feibelman が理系研究者へのアドバイスをするというもので、実践的な手段から研究の志までが書かれている。
通読して学んだ内容を順に書いていく。
自分で読み直す為の文章なので、稚拙で乱雑な文章であることを予め謝っておく。
①必要な能力
研究者に必要とされる能力は、
1、自分の目標と研究内容を繋げること
2、自分の雇い主が求めているものを把握すること
②指導教官
指導教官は将来を左右する重大な要因である。判断基準は
1、既に地位を確率している。⇨ ライバル視されないため
2、広い利用できる人脈を持っている
③発表段階において
発表のはじめにアウトラインを聞き手に見せる必要はない。発表では自分の研究がいかに(潜在的に)有用なものかというストーリーのみを伝えれば良い。
④短い論文
大きな目標に向けて研究をしているとしても、論文は小刻みに発表した方が良い。論文の数が単純に増えるという理由と、他の研究者に発表を越される可能性が低くなるという理由がある。
⑤書き方
論文はたっぷりと書き、容赦無く削ると、内容が洗練される。
⑥面接にて
雇ってもらうときは、具体的な目標を設定を提示するべきである。
ジェネラリストであることは立派だが、雇う側は明確なビジョンが欲しい。
⑦プロジェクトの進め方
複数のプロジェクトを同時に進行すると、一方で行き詰まった時に、別のプロジェクトに取りかかれる。ずっと悩んでいるよりは、少しでも進展がある方が、研究者の心理的にも、雇う側の経営的にもプラスである。
もし興味を持ったら、是非本書を手に取ってみて欲しい。
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